Beneo Asia Pacific
- SAP Business One
- 食品/日用消費財
Scope
協栄電気様は、50年以上の経験を持つ日本の電子材料商社です。幅広い産業資材、光学製品、加工品を提供しています。協栄電気様は、1951年に日本で設立され、東京本社の他、アジア全域に17の拠点を構えており、Axxis Consultingはシンガポール拠点であるKyoei Denki (S) Pte. Ltd.(Kyoei Denki)様にサービスを提供しました。
Kyoei Denki様は、2007年からSAP Business Oneをオンプレミス環境で採用していました。Kyoei Denki様は現行のシステムに満足していましたが、事業の成長を支えるためにはITインフラを強化する必要があるとの認識に至り、Axxis Consultingへの相談を開始しました。
既にオンプレミス環境でシステムを維持することは、難しいということが判明していました。自社ITチームが小規模であったため、サーバー障害の対応や、既存システムの日々の要求への対応に苦労していました。また、平均で月1回程度システムダウンが発生する状況にあり、業務に悪影響を及ぼしていました。
また、オンプレミス環境においては、事務所外からのアクセスにはVPNの構築が必要となりますが、VPNによるアクセスを行うには、時間とコストがかかることが判明していました。それにより、海外でのSAP Business Oneのロールアウト計画にも支障をきたしていたため、遠隔から情報へのアクセスをより容易に、よりシームレスにすることが必要でした。
Kyoei Denki様は、Axxis Consultingを採用し、現在抱える課題を解決ならびにフィリピンとマレーシアへの展開に向けて、会社全体で最適なソリューションを特定し、ソリューションを実装することを決定しました。
そのため、Kyoei Denki様は、Axxis Consultingとの議論の結果、既存のシステムをアップグレードの上、クラウドに移行し、ビジネスの費用と現在抱える課題を削減することとなりました。クラウド基盤としては、高信頼性、拡張性、低コストであるという理由によりAWSが、Kyoei Denki様にとって理想的なソリューションとして選ばれました。
Axxis Consultingは協栄電機様とともに、既存SAP Business Oneをアップグレードするための要件を定義し、クラウドに移行し、さらにフィリピンとマレーシアへの展開を支援しました。
クラウドへの移行と、SAP Business バージョンを8.8から9.2 へのアップグレードにより、同社は生産性を大きく向上させることができ、ビジネス全体の費用が削減されました。
Kyoei Denki様は、クラウドに移行した結果、VPNを使用せずに、世界中のどこからでもシームレスかつ便利にシステム情報にアクセスできるようになりました。
また、AWSのセキュアなクラウドサーバーへの移行により、同社はシステムのダウンタイムやサーバーの保守を気にする必要がなくなりました。